TOEIC で高得点でも話せるとは限らない

TOEIC は 2月と 8月をのぞいて毎月行われています。
スコアを上げるにはなるべく多く回数を受けた方が良いと言われ、毎月受けている人もいます。
1ヶ月間トレーニングして試合に出るというような感覚です。
しかし…もし会話ができるようになりたいと思っているなら要注意です。
もくじ
TOEIC で高得点でも流暢に話せるとは限らない
巷には高得点でも簡単な会話もままならないという人がたくさんいます。
800点や900点を取っていてもです。
900点を取っている人が周りにあまりいないと、雲の上の存在のように思えるかもしれませんが、900点を取っている人たちは、おそらく「900点はスタート地点だな」と思っていると思います。
実は900点というのは大した英語力ではありません。
TOEIC の練習で conduct a survey や、reimbursement を覚えたり、文法の4択問題を答えることができても、話すこととは別物だということを多くの人は知っています。
TOEIC に出てくる文を読んだり聞くとき、あなたは第三者です。
多くの TOEIC に出てくる文を聞いたり、読むとき、あなたは当事者ではなく、おそらく第三者になっています。
自分のこととしての感覚がないため、あんなに聞いたり読んだりしたはずの英語も、いざ自分のことを話すとなると言葉がでてきません。
話せるようになるには、自分が主人公、主語が I や my xxxx である文をたくさん練習する必要があります。
もちろん自分以外のことについて話すこともよくあるでしょう。そういった場合も
Let me explain what happened.
と英語では「自分」をまず出すことが多いです。
したがって、「私」がスタート地点の文をたくさん作って練習することが話せるようになる第一歩と言えるでしょう。
いっそ、TOEIC と会話は別物と割り切りアウトプットにつとめる
TOEIC にも S&W といってスピーキングとライティングのテストがあります。
スピーキングのテストを受けるのは、文を組み立てられるようになってからにしましょう。
700点を取れるレベルであれば、英語の型はわかっていると思います。
型がわかれば、語順をまもって単語を並べるだけです!
どんどんアウトプットしていきましょう。まずは文を書いて、声に出し、そして英語を理解できる人に聞いてもらいましょう。
できれば、文を作った時点で間違いがないかチェックしてもらいましょう。
これは間違っていけない、ということではなく、正しい文を練習するためです。
まとめとして
TOEIC の勉強をがんばったとしても会話ができるようになっているとは限りません。
覚えた単語や表現はどんどんアウトプットしてTOEIC のスコアが上がるにつれ、会話力も上がっていくようにすると、試験の勉強ももっとやる気がでますよ!

発音矯正もできる英語コーチ。「今度こそ英語をマスターする!」という英語学習者に寄り添い、目標達成に導く。楽しんで英語の勉強を続ける方法を伝え、多くの英語学習者で悩みを解決すべく活動中。