英語で話すときのコツ – 「そもそも」を考えるといいのはなぜ?

英語を話すとき、「そもそも何が言いたい?」
と自分に問うのがいい、ということを聞いたことはありますか?
これには大きくふたつの理由があります。
ひとつは、簡単な単語で話せるようになる。
もうひとつは、英語らしい表現になるということです。
簡単な単語で話す、とはどういうこと?
たとえば、こんなことを英語で言いたいとき、どうしますか?
彼女の演奏は観客を一体にし、忘れられないものとなった。
うーん、、、悩んでしまいますね。
しかし、「そもそも」を考えると、
「演奏が素晴らしかった」ということを言いたいのだとわかります。
そこを切り口にするとこんな感じでどうでしょうか?
Her performance was wonderful.
All the audience enjoyed the show.
少々ニュアンスが違いますが、素晴らしかったということは伝わると思います。
受験の英語ではないので、細かいところが違っていても間違いではありません。
このように、「そもそも」を考えることで、
早く英語にすることができ、難しい単語を使う必要がありません。
「そもそも」を意識するとなぜ英語らしくなるの?
英語で文章を書くときもそうなのですが、
述べる順序が核心から周辺へ、という構造になっています。
英語は核心から周辺へ
We had a nice dinner at a hotel restaurant congratulating my birthday.
これが日本語になると、周辺から核心へという方向になります。
私の誕生日のお祝いに、ホテルのレストランで素敵なディナーをいただきました。
オレンジの太字部分が核心部分です。
英語の場合、核心すなわち「そもそも」部分を先に述べるわけです。
というわけで「そもそも」を考えて先に言えば英語らしくなるわけですね!
英語でも周辺から核心部分へ、という話し方ができなくはないのですが、
きっと聞いている方が苦しくなってしまうでしょうね。
まとめとして
英語を話すとき「そもそも何を伝えたいのか」を考えよう!
日本語とは語順が違うということを理解することで、
もやもやせずに楽に話せるようになります。

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