自動詞・他動詞の違いがわかると英文法の理解が桁違いによくなります!

自動詞と他動詞
と聞いただけで昔のいやな思い出が… というか、そんなのあったっけ?という方もいらっしゃるかもしれません。
実は、私もかなり最近までそうでした。
自動詞・他動詞、そんなのどうだっていーでしょー、と思っていたのです。
しかし!!
実はこれを理解した上で動詞を使っているのといないのとでは、話し相手に伝わる印象がだいぶちがいます。
違和感がかなり減ると言っていいでしょう。
それではこの自動詞・他動詞について見ていきましょう!
その前に… 前提として目的語とは何か
目的語
きたー!またわかんないやつ… と思ったあなた!
大丈夫です。もうちょっと我慢してください。
今のあなたは中学生の頃のあなたではありません。今なら理解できます。
アイスクリームを食べる。
I eat ice cream.
このオレンジ色のところが目的語です。
動詞 eat 「たべる」ときて、
「何を?」の部分が目的語というわけです。
そして、目的語を必要とする動詞が他動詞なんです!
反対に目的語を必要としない自動詞です。
自動詞・他動詞を意識する
文には必ず動詞があります。
その動詞が自動詞か他動詞かを意識することによって、あなたが次にその動詞を使うとき、確信をもって使うことができます。
例えば、
He talks to his mother.
動詞 talk の後に目的語はなく、次にきているのが to という前置詞ですね。
このように目的語がなく、前置詞を伴って詳しく述べている場合、自動詞です。
ただし
We talk business.
という場合は他動詞です!
このように、同じ動詞でも自動詞の場合と他動詞の場合があるので注意してくださいね。
自動詞の場合と他動詞の場合では意味が違うからです。
意味が違う、という意味でもこの二つを区別する必要があるわけです。
では、これはどうでしょう?
We discussed the history of Japan.
動詞 discuss の後にすぐにその対象となる事柄があるので、このdiscuss は他動詞です。
discuss のあとについつい aboutを入れてしまいそうになりませんか?
ここにabout を入れると「頭痛が痛い」と似た違和感が生じます。
辞書にも「について話し合う」とあります。
このような動詞に出会ったら、
discuss something, discuss something, discuss something….
とお経のように唱えて練習します。
他にわかりやすい例としては marry です。「結婚する」と覚えていると
I will marry with Kyoko.
としてしまいそうですが、ここは、
I will marry Kyoko.
です。
これも marry someone, marry someone, marry someone…
と唱えます。
全部覚えるわけにはいかないので、間違えやすいものだけ覚える
ところで新しく出会う動詞の多くは他動詞だと思っていいでしょう。
後に前置詞があるかないかで区別できるので、見分けるのは結構簡単です。
しかし、いざ自分で使うとなるとどの動詞がどっち、と覚えていないといけないですね。
自動詞は前置詞とセットで覚えておくのがいいでしょう。
また間違えやすい他動詞だけを覚えておけば、大丈夫なんです!
間違えやすいものをいくつかご紹介します。
- discuss the issue
- marry my boyfriend
- attend the meeting
- enter the office
- mention the matter
- contact my client
- obey the rule
まとめ
自動詞と他動詞の違い、おわかりいただけましたでしょうか?
- 自動詞は目的語なしで完結できる。
- 他動詞は目的語がないと違和感を与える。
- 他動詞は辞書で調べると訳は「を〇〇する」などと記載されている。
- 自動詞と前置詞はセットで覚えよう!
- 間違えやすい他動詞だけ覚えれば大丈夫!
動詞を使う際にはその動詞が何かに作用するものなのか、それとも自発的に行われるものなのかを意識するとわかりやすくなりますよ!

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