“R” は舌が天井に付いたらアウトです!

日本人をとにかく悩ませる “R” の発音。
違うよ、と言われても自覚できないことが多いようです。
簡単に言うと、「舌が天井に当たらないように」すればいいんです。
もくじ
R の発音のポイントは「舌」です。
日本語の「らりるれろ」を言ってみてください。
舌が口の中の天井を触れてから前へ移動していると思います。
呼吸が無意識に行われているのと同じで、話しているときに歯、舌、くちびるがどのようになっているかは意識していないと思います。
改めて意識してみると、「あ〜、自分はこんな風に舌を動かしているんだ!」と気づきます。
意識することが発音改善の始まりです!
そして、舌が天井に付いてしまった途端に日本語のラ行や L の音になってしまいます。
ところで “R” の発音は、舌を丸める方が多いですが、ちょっと面倒なので、省エネで以下のようにした方が楽で他の音への移動がうまくいきます。
舌の奥の方を後ろ側に引いて声を出します。
ar, er, ir, or, ur はざっくり言うと…
上に挙げた5つの【母音+ r】の違いはわかりますか?
ざっくりと3つに分けられます。
- ar [ɑ:r] — car, part, barber, darling, jar (語尾の or は 2番になります)
- er, ir, ur [ər] — barber, her, girl, sir, curtain, hurt
- or [ɔ:r] — sort, port (語尾の or は 2番になります)
ところで、heart (心臓)はどのグループにはいるでしょうか?
答えは、一番上の ar と同じ発音になります。
また、w + ar は 3番になります。
例) warm, war
このように、例外もいくらかありますので、それぞれ覚えていくしかありません。
頑張ってください!
ところで、R がないところでも舌を丸めていませんか?
英語を聞くと、舌を巻いたときの音が強烈に感じるのか、たまに単語に R が入っていないときも舌を巻いている人を見かけます。
おそらく自分では気がつかないので、ぜひ録音をしてみてください。
聞いてみましょう。余分な R の音が入っていないかチェックしましょう。
あくまで舌が丸まるのは R があるところだけですからね ^^
まとめとして
R の音は日本人にとって難しい音ベスト3に入るでしょう。
単体では音が出せても1つの単語の中で他の単語との兼ね合いでかなり忙しく舌を動かさないといけなくて、混乱したりします。
ただし、これも練習次第。そして聞いてもらうというのもいいですよ!
発音についてのご相談、いつでもお待ちしております。
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発音矯正もできる英語コーチ。「今度こそ英語をマスターする!」という英語学習者に寄り添い、目標達成に導く。楽しんで英語の勉強を続ける方法を伝え、多くの英語学習者で悩みを解決すべく活動中。